人生の余り道  (吹矢を楽しむ)

第13回北関東大会兼て第19回涸沼杯


第13回北関東大会兼て第19回いこいの村涸沼杯が2024年2月25日(日)に実施された。前日の好天が一転、激しく雨が降りしかも暖房の利きが悪い悪条件の中での試合だった。


今年の北関東大会は群馬県協会が担当、午前(日帰り組)と午後(宿泊組)を合わせて117名が参加、涸沼杯は北関東大会の宿泊組47名を対象として競われた。


昨年12月に実施された涸沼杯から2カ月でそれほど間が開いていないので、その時の反省点を踏まえた練習をしたので落ち着いて臨めるかと期待していたが、結果は「のど元過ぎれば熱さ忘れる」となってしまった。


前回の教訓事項として、『吹いた直後にその矢を評価して、悪ければ原因を特定して次の矢に生かす』、そのためのチェックリスト6項目を挙げて練習を重ねた。

1) 吹くタイミング

2) 的付け

3) 決まった量の息を吸い込む

4) 息を丹田に落とす

5) 一瞬(0.04秒以内)で吹き切る

6) 筒を動かさない


とはいえ、第三者が見るように冷静に自分を評価することはできないし、練習では「特定した原因」が間違ったとしてもやり直しがきくが、試合では次の矢も「一発勝負」なので迷い・不安が付きまとう。


◇ 印象に残ることについて

・3Rの31点について

1〜3矢はほぼ真ん中に中った。ところが4矢が何故か下の3点圏に沈んだ。一瞬驚いたが、原因は 1)吹くタイミングが早く、4)息を丹田に落としきれていなかったと判断し、5矢は息を丹田に落としたことを意識しつつゆっくり吹いた。


ではなぜ4矢を外してしまったのか?

吹くときには常に頭の中で「いつもどうり」を繰り返している。1〜3矢は虚心にそれができていたが、4矢の際には多分「調子がいいな」との気持ちが優って心に隙ができてしまったのだろう。


・6Rの33点について

今日は一度も満点がとれていない。何とか満点を取りたいという気持ちが心のどこかにあっただろうが、比較的落ち着いて吹くことができ4矢まで7点圏に中った。ところが5矢の時に突然「今日は調子が悪いから、今度は外すかも---」といった疑心・不安が頭をよぎった。矢はわずかに下に外れた。


結局6Rの合計点は190点で、涸沼杯としては3位となった。北関東大会としてはまだ正式に発表になっていないが3位(192点)までの表彰が行われたので、4位以下となる。


どの試合もよい経験、よい勉強になる。しかし今日は普段の自宅練習と比べるととても残念な結果だった。『結果は八掛け』とよく言われているが、これを打破するには、技量の向上に努力することは勿論だが、加えて『ものに動じない心の持ちよう』を養うことが重要だと改めて感じた。


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