人生の余り道  (吹矢を楽しむ)

Aライセンス認定試験

8月20(日)東京・銀座会場で行われた「Aライセンス認定試験」を受けた。現在私は「上級公認指導員」で、3段までの審査権を持っている。支部員に4段の昇段試験を受けたい人がいるので、良い機会なので「Aライセンス」認定試験を受けることにした。この試験に合格すれば5段までの審査ができるようになる。


Aライセンス制度の概要

1 目的:より多くの会員に昇段試験の機会を提供し、技量の向上と意欲の高揚を目指す。

2 受験資格:5段以上で、上級公認指導員の資格取得後1年以上

3 受験回数及び場所:年2回、東京、大阪などの主要都市で実施

4 試験種目及び合格基準

1)面接試験:回答内容に不可がないこと。品位・品格が備わっていること。

2)学科試験:90点以上(参考資料の持ち込み可)

3)実技試験:

(1)基本動作 35/40点以上

(2)実技得点 10m×6ラウンド 174/210点以上

(3)判定技術 6ラウンドの判定が正確であること

5 権限:五段位までの段級位審査権

認定後3年ごとに資格更新講習会を受講しなければならない。

6 費用:受験料1万円  認定料2万円

3年ごとの資格更新講習会受講料5,000円  更新資格維持費2万円

7 審査料:昇段試験の審査料として1回あたり5,000円を得る。

試験の内容と対策

今回の認定試験は、東京(二日)、大阪、愛知の各会場で実施された。私は東京会場の二日目で、15名の受験者があった。

1 面接試験

3カ所に分かれて2名の面接官によって1人約15分の面接が行われた。問いは4つ

1)ライセンス制度の目的2つを述べよ

2)昇段審査をする時には何を心掛けて実施しているか

3)なぜAライセンス試験を受けるのか

4)スポーツ吹矢について、どうあったらよいと思っているか

であったが、1)はライセンス制度の目的でもあり、「運営諸規定集」に書かれているので的確に答える必要がある。2)は質問の意味がよく分からなかった。昇段審査は協会を代理して行うものであるから、審査実施前に受験者に話すべき内容があり、「運営マニュアル」に書かれているとのことだ。3)と4)は自分の考えを述べればよい。

対策 諸規定集等参考資料をよく読み込んでおくことに尽きる。


2 学科試験

1)正誤問題 誤りがあれば根拠規則を明らかにして正しい文章を記入する(3問 15点)

2)通常の正誤問題 (45点)

3)文章の誤りを四角で囲み正しい語句を記入する。(40点)

対策 問題数に比して試験時間の1時間は、十分な時間ではない。参考資料を3〜5回は読み込んでおくこと。また、問題によっては「競技規則では」といった冠詞があるので章・節などにラベルを貼り、色マークして該当部分をすぐに出せるようにすること、手癖を付けてページをめくり易くしておくことなどの事前準備が大切である。

(例)1)で、「実技点が少し足りなかったので、7ラウンドを吹かせて採点した」の問題、明らかに間違いだが、その根拠がどこにあるのか探すのに苦労した。


3 実技試験

自分にとっては基本動作がネックになる。青柳杯の反省に基づいて「礼の角度は約30度」「1の礼から8の礼まで3分以内」の2点を重点的に練習した。結果、3分を超えることはなかったが、この時間感覚に気をとられ実技点はあまり良くなかった。判定技術は、自分の吹いたものを試験官の採点とは別に自身でも採点し、それが試験官と合っているか否かで判断される。


結果は、9月15日以降に文書で通知される。最大の関心事は、基本動作の結果だが、合否の詳細は明らかにされないので、受かれば基本動作もまずくはなかったことになり、落ちれば明確にはならないが、恐らく面接か基本動作が原因だろう。


9月15日不合格の通知があった。


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